Windows Live OneCare
たくさんの会社がセキュリティソフトの開発を行っていますが、その会社の中にはWindowsの開発を行っているマイクロソフトも含まれています。そのマイクロソフトが開発しているソフトが、「Windows Live OneCare」です。
世界でも最大の規模を誇るマイクロソフトが開発しているセキュリティソフトとなれば、世界各国、そして日本でもメジャーな存在になって然るべきなのですが、実はそれほど有名なソフトというわけではありません。
実際、日本での販売実績もノートンやウイルスバスターはもちろん、カスペルスキーやマカフィーといったソフトと比較しても決して優れているわけではありません。
マイクロソフトはあくまでOSやアプリケーションの専門会社であって、セキュリティソフトに関してはそこまで特別な技術を持っている、あるいは投資をしているというわけではないようです。
とはいえ、あのマイクロソフトが関わっているソフトという事で、当然見るべき点も少なからずあります。
Windows Live OneCareの特徴は、比較的大きな穴がない点です。
アンチウイルス機能、操作性、価格のいずれも標準レベルはクリアしており、機能もスパムメール対策や有害コンテンツのフィルタこそないですが、ウイルス対策をはじめ、ひと通りの機能は揃っています。
また、バックアップ機能がある点もメリットとして挙げられるでしょう。
あまりバックアップ機能を有しているセキュリティソフトはなく、その点では貴重なソフトと言えます。
2009年に、Windows Live OneCareは小売販売店での販売を終了し、その代わりに無料ソフトの「Microsoft Security Essentials」がリリースされています。